見た目の似ているブロッコリーとカリフラワーの違いとは
ブロッコリーとカリフラワーは、一見すると見た目が似ているため同じ種類の野菜としてくくられることがありますが、確かにアブラナ科キャベツの仲間ではありますが味や栄養価には違いがあります。
ブロッコリーもカリフラワーもビタミンCを多く含む野菜として知られますが、カリフラワーの方が加熱してもビタミンCが破壊されにくいため、栄養価的に見ると優れている野菜と言えます。
一方ブロッコリーは値段も安く扱いやすい食材ですが、加熱するとビタミンCが壊れやすいのでできるだけ短時間で加熱調理をするか、電子レンジでの調理がおすすめです。
両方とも茎に栄養がありますので、つぼみの部分だけでなく茎も皮をむいて茹でるなどして調理するのがポイントです。
ブロッコリーとカリフラワーの美容効果の違いについて
ブロッコリーとカリフラワー、どちらも似たような野菜ですが、実は美容効果は異なります。
日焼け後のケアをしたい方、美白になりたい方にはカリフラワーがおすすめです。これは、ゆでた後のビタミンC含有量はブロッコリーよりもカリフラワーの方が多いからです。生の状態では、ブロッコリーもカリフラワーも同じくらいのビタミンCを含有していますが、カリフラワーのビタミンCはブロッコリーのビタミンCよりも水に溶けにくいため、ゆでた後はカリフラワーの方がビタミンCは多くなります。
一方、アンチエイジング効果を期待したいのであれば、ブロッコリーの方がおすすめです。ブロッコリーはカリフラワーよりも抗酸化作用をもつβ-カロテンを多く含むからです。なお、β-カロテンは脂溶性ビタミンなので油と一緒に摂取することで吸収率が上がります。そのため、ブロッコリーにマヨネーズやオリーブオイルと塩などをつけるのは、おすすめの食べ方といえます。
カリフラワーとブロッコリー、似てるけど違う栄養の比較
カリフラワーとブロッコリーって、色が違うだけで見た目も味もそんなに違いありませんよね。何が違うのでしょうか?栄養の点から比較してみると面白いことがわかりました。
カリフラワーは淡色野菜で、ブロッコリーは緑黄色野菜に部類されます。その部類基準がありまして、緑黄色野菜に部類される野菜には100グラムあたりのカロチン600μg以上含まれているものが当てはまります。
ブロッコリーはカロチンを基準を超えて含んでいるのですが、カリフラワーはビタミンCを主とし、他にもビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなど、様々な栄養があります。また、調理法や食べる部分によっても栄養が変化します。調理法も工夫して、食べ分けながら栄養摂取しましょう。
旬の時期は同じ!?ブロッコリーとカリフラワー
カリフラワーとブロッコリーの違いには何が挙げられるでしょうか?もちろんですが色は違いますし、味も少し、また食感にも違いがありますね。では、反対にブロッコリーとカリフラワーの共通点とはどこなのでしょうか?
ポイントは2点、栄養価と時期です。双方とも、カリウムとビタミンCが豊富に含まれています。また旬の時期も同じです。どちらとも11月頃から3月頃が旬と言われているので、冬の野菜と言われることもあります。一年中出回っているのは、アメリカからの輸入が多いことから一年中食卓で愛される野菜となっているようです。
だから、日本産の美味しいブロッコリーとカリフラワーを食べるなら、共通して冬がおすすめだということですね。
ブロッコリーとカリフラワーの名前の由来は?
ブロッコリーとカリフラワー、似ているけれど違う。似ているというより似すぎている、でも違う。そんなユニークな野菜の名前の由来が気になったことはありませんか?ブロッコリーとカリフラワー、似ているけどどっちが原種なのか?そしてどっちが派生なのか?
ブロッコリーの基礎的なプロフィールから説明しますと、アブラナ科の緑黄色野菜という部類になっています。なんと、ブロッコリーはキャベツの変種とも言われているので驚きです。
そんなキャベツの変形型のブロッコリーは、実はイタリア語です。意味は芽や茎を表します。つまり、キャベツの芽や茎ということですね。実際には、ブロッコリーという名前はともかくカリフラワーの方が原種に近いようです。